石油元売り首位のJXTGエネルギーは、2018年度中に首都圏内の東京ガス供給区域で家庭向け都市ガスの小売り事業に参入すると発表しました。すでに1月から社員向けに試験販売を開始しています。料金プランなどの詳細に関しては、改めて発表される予定。
販売するガスは、東京電力エナジーパートナーとニチガスが共同で設立した「東京エナジーアライアンス」から卸供給を受け、保安業務は東京ガスに委託する。
東京エナジーアライアンスを活用しガスの販売を行うのは、イーレックスに続き2例目となります。

同社は本業となる石油製品販売に加え、2016年には電力の小売りに参入しています。都市ガスへの参入が実現することによって、電力とのセット販売を展開していくと推測されます。
また都市ガス大手の東京ガスは、すでに電力販売に参入しており、東京電力も都市ガス事業へと参入済みです。

今後はこのような業種の垣根を超えたセット販売が主流になっていくと考えられます。これまで電力・都市ガスともに小売り会社の切り替えを行っていない消費者も、少なからずお得にできるプランがあると思われます。
一度ご自宅のエネルギー費用を見直す機会をつくってみてもよいかもしれません。