日本ガス協会は26日に2016年度の都市ガス販売実績を発表しました。
データによると、2016年度に都市ガスを販売した事業者数は203で、販売量は377億100万㎥となり、過去最高の販売量という結果になりました。
元々家庭用では堅調で、提供エリアを順調に広げ、販売量を年々増やしています。販売量だけで見ると、プロパンガスを逆転しており、この図式が数年間は続くと見られています。
その上2016年度は工業向けの販売が伸び、前年度比で4.2%増やす結果となりました。
このような結果になったのは、全国的に昨冬の気温が低かったため、暖房や給湯のニーズが高かった上に、都市ガスの需要家自体が増えていることが要因だと考えられています。
2017年4月から都市ガスは自由化されているため、今年度から事業者数が大幅に増える見込みです。それに伴い競争が生まれ、都市ガスの普及が更に進むものと予想されます。