西東京エリアに都市ガスを供給する武陽ガスは都市ガスの自由化を受けて、2017年4月より都市ガスの新料金プランの提供を開始しました。同時に電力の小売り販売も開始し、ガスとのセット割引をはじめました。

ガスの新プランは19㎥以上の需要家を目安とし、今よりもガス代が安くなるものとなっています。
ガスと電気をセットで申し込んだ場合には、電気料金が月々270円割り引かれます。

既に2016年4月より電力が自由化されているため、ガスを供給している企業の多くが電気の小売りにも参入しており、武陽ガスもこれに追随した形となります。ガス会社としては、電気とのセット割引を行うことによりガスサービスの顧客流出を防ぐとともに、電気サービスを利用して新規の顧客を獲得する狙いがあります。

サービスが多様化することは利用する顧客にとってはプラスに影響します。企業間の競争が発生することで、どの顧客にとっても得になるサービスが何かしら発生するでしょう。
ただ注意しなければならないのは、ガス・電気・インターネット・携帯電話などのサービスがセット割引される傾向にありますので、顧客にとってはやや複雑になっています。セット割を利用するのか、それぞれを別で契約するのか選ぶことができるようになりました。自身にとってどのサービスが得なのかを、しっかりと判断することが大切だと言えるでしょう。