埼玉県ふじみ野市と東京ガス、武州ガスの3者は10月11日、「カーボンニュートラルシティ実現に向けた包括連携協定」を締結しました。

東京ガスが地方自治体や地元の都市ガス事業者と協定を締結するのは15例目となります。

東京ガスは、都市ガス事業の国内最大手企業。
武州ガスは、川越市に本社を構える事業者で、同市やふじみ野市、所沢市を中心とした埼玉県中西部一帯で都市ガスを供給しています。

カーボンニュートラル(CN)とは、脱炭素社会に向けた取り組みの一環で、原料の産出から消費までに発生する温室効果ガスの排出量を、植林などの活動により吸収することにより、「実質的にゼロ」にすることを指します。

2020年10月に政府が「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指す」ことを宣言しています。
これを受けて、国内各地で脱炭素に向けた取り組みが進められています。

実際にふじみ野市で都市ガス導管を敷設している「一般ガス導管事業者」は、武州ガスです。ただ武州ガスは、東京ガスから都市ガスの卸供給を受けており、両社は協力関係にあります。

東京ガスは、実際にふじみ野市で都市ガス事業を営んでいるのではありませんが、同社の保有する最先端の技術力やノウハウなどを共有して、ふじみ野市のCN化を推し進めることになります。