フィリピン国内で液化天然ガス(LNG)によるガスサービス開始への動きがはじまっています。
フィリピンの国営石油ガス会社は、LNG導入に必要な輸入基地などの設備建設に関する提案を、フィリピン国家ならびに経済協力関係にある日本・中国・シンガポール・インドネシア・韓国・UAEの諸国から受けたことを発表しました。
日本からは東京ガス・大阪ガス・三井物産と政府機関の官民共同体制で臨むことになります。
フィリピン国内では現状、天然ガスの輸入はしていない状態で、国内のガス田から産出される天然ガスによってガスサービスを賄っています。しかし、推測では2024年と近い将来には枯渇する見込みとなっているため、新たな方法で天然ガスを調達することが急務とされています。
予定では2020年には輸入を開始し、同時に天然ガスによる火力発電所などの建設にも取り組む考えです。
日本では人口の減少が進むと同時に、少子高齢化が加速していることから、国内で需要の増加を見込むことはできない状況です。国内の大企業としては、新たなマーケットを求めて海外に進出する企業が目立って増えています。