西村康稔経済産業相は11月26日、都市ガスのカーボンニュートラル化を可能とする合成メタン「e-methane」の開発状況を視察するため、大阪ガスのCN関連技術の研究開発拠点「カーボンニュートラルリサーチハブ」(CNRH、大阪市此花区)を訪れました。
大阪ガスの藤原社長、宮川副社長らが案内し、イーメタンの社会実装に向けた取り組み状況を説明したほか、SOEC(固体酸化物を用いた電気分解素子)メタネーションの仕組みについて説明し、デモ装置で生成したメタンに火を灯して見せました。
また下水汚泥由来のバイオガスを活用するバイオメタネーションについても紹介しました。
視察後、西村大臣は報道陣に
「今年、ガス事業は150周年。大阪ガスの研究所では今後の新たなガスの150年をつくるような革新的な技術開発を行っているということで視察した。二酸化炭素を再利用し、水素と合わせて合成メタンを作る技術は、まさに革新的技術で、経産省としてもグリーンイノベーション基金を使って開発を支援している。ガス業界では、大阪ガスと東京ガスがそれぞれ異なる手法で開発を進めている。(イーメタンは)都市ガスの既存インフラを活用でき、CN実現に向けた有効な手段になると期待している。CNとエネルギーの安定供給の両方を実現できる社会を目指し、しっかり応援していきたい。」
と語りました。
この他にも大阪ガスは11月29日、アメリカのキャメロンLNG基地を活用して合成メタンを製造、日本へ輸出することを目指し、東京ガス、東邦ガス、三菱商事と合意したことを発表しています。
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