大阪ガスの2023年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同月比51%増の9815億円でした。

国内エネルギー事業でのLNG販売価格の上昇や原料費調整制度に基づくガス販売単価の上昇、アメリカやオーストラリアでの上流事業の増収などが貢献した形。

一方で経常損益は、海外エネルギー事業とライフ&ビジネスソリューション事業が増益だったものの、6月に発生した北米フリーポートLNGプロジェクトでの火災対応費用がかさみ、前年同期より840億円減益で378億円の損失となりました。

さらにオーストラリア上流事業での減損損失35億円を特別損失に計上し、純損益は297億円の赤字となっています。

大阪ガスの中間決算での最終赤字は、2000年の発表開始以来初となります。

通期の業績予想は、8月1日公表の前回見通しを修正しました。

売上高はガス販売単価の上昇などで前回予想から790億円増の2兆2500億円。経常利益は460億円のまま修正なし。

同社としては、通期での経常利益の業績見通しは達成したいとしています。