日本ガス株式会社(ニチガス)は、2017年4月27日時点での都市ガス申込み件数が2万670件になったと発表しました。
初年度の年間目標件数は11万件としており、このペースで顧客獲得することができれば、目標を大幅に上回ることになります。同社の和田社長は「11万件は証券市場に約束した数字。最大22万件を目標とする。」と話しています。
また、自由化後3年目となる2020年3月期には累計で51万件を目指しています。
テレビコマーシャルなどを打ち出し、今回の都市ガス事業で大規模に取り組んでいる同社ですが、今年7月には東京電力グループが参入を決めており、これまではニチガスのみであった東京ガスユーザーの選択肢が増えることになるため、夏以降も順調に顧客数を増やすことができるかどうかが注目されます。
都市ガス事業全体としては、切り替え件数は低調なスタートとなりました。既に参入している企業の業績如何によって、今後参入する企業の増減、市場が活性化するかどうかにも影響が出るでしょう。