LNGの国際会議「ワールドLNGサミット」が11月28日から12月1日までの4日間、ギリシャのアテネで開かれました。
LNG関係者が世界各国から集まり、市場動向やインフラ整備、ガスの脱炭素化などについて議論しました。日本からは、東京ガスグループと中部電力が参加しています。
ウクライナ危機を受けた開催となった今回の会議では、エネルギー安全保障の観点から長期契約の重要性が再認識されたほか、特に欧州にとって最大の供給国となるアメリカ産LNGの重要性も確認されました。
開催国のギリシャからは、首相やエネルギー大臣が登壇し、LNG受入設備の拡張計画などを紹介しています。
東京ガスグループでは、東京ガスネットワークの野畑社長と東京ガスの竹内原料部長が、アジアのLNG需要についてのパネルディスカッションに参加しました。野畑社長は、日本のガスパイプライン網や今後増加するガス需要について発言しています。竹内部長は、ガスのセキュリティーのための買主の取り組みなどを発信しました。
中部電力からは、佐藤グローバル事業本部長が同じパネルディスカッションに参加。LNG調達について中国が戦略的に動いているのに対し、日本は遅れているなどと指摘しました。
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