北海道ガスは11月11日、(旧)厚沢部(あっさぶ)町立滝野小学校で、厚沢部太陽光発電所の竣工式を開催しました。
北海道ガスと厚沢部町は今年6月、次代へつなぐ活力ある産業の振興と安全・安心・快適なまちづくりを目的に包括連携協定を締結していました。
今回の太陽光発電所建設は、その協定に基づく最初の具体的な取り組みとなりました。
厚沢部町は、函館市の北西に位置する町、町域の8割を山間部が占めています。同町の上里ふれあい交流センター隣接町有地に第1発電所、旧滝野小学校グランド内に第2発電所を建設。それぞれ発電容量49.5kwの太陽光発電設備を設置し、11日から運転を開始しました。
2基合計の想定発電量は、年間約18万4千kwとなり、一般家庭のおよそ60世帯分に相当します。
発電した電力は、北海道ガスが調達し、自社電源として活用します。
この発電所は一般家庭への供給用ではありません。ただ停電時に太陽光の電力を地域で利用できるよう、非常用コンセントボックスをそれぞれの発電所に設置しています。非常時には、携帯電話の充電等に役立てることが可能です。
北海道ガスと厚沢部町の連携項目には、
- 町の遊休地等を活用した太陽光発電の開発・活用
- 再生可能エネルギーの地産地消および地域新電力の設立・運営
- 地域に賦存する未利用エネルギーの活用による地域産業の振興
- 農業用ダムの鶉ダムを活用した小水力発電の開発・活用
が盛り込まれています。
太陽光発電所が竣工した今後も、農業の課題解決などに役立てる活動を継続予定。地域の活性化を構想しています。
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