広島ガスは11月7日、2022年度第2四半期連結決算を発表しました。

  • 売上高:前年同期比20%増の405億9200万円
  • 営業利益:同96.6%増の14億4300万円
  • 経常利益:同2.3%増の16億5700万円

となりました。

ガス販売単価の上昇が影響した形です。

通期業績予想は、

  • 売上高:13.7%増の873億円
  • 経常利益:9.0%減の42億円

とされ修正はありませんでした。

広島ガスは、LNG調達のおよそ5割をロシア・サハリン2プロジェクトに依存しています。この数字は、調達が継続されるとの前提に基づいています。

ガス販売量は、前年同期比16%減で2億3500万立方メートルとなっています。

内訳は、

  • 家庭用:同8.8%減の3600万立方メートル
  • 業務用:同14.6%減の1億6400万立方メートル
  • 卸供給等:同27.6%減の3400万立方メートル

となりました。

都市ガス価格上昇の影響から、すべての部門でガスの消費量が減っています。業務用の内訳としては、商業用や医療用の需要が伸びた一方、工業用の販売量が大きく減少しています。

顧客件数は、677件増加し41万6395件となっています。

エネルギー危機の影響からガスの小売料金が上がっています。

広島ガスでも、顧客数が増えたものの、ガスの販売量自体は全体的に前期よりも減っています。ただ販売料金を上げたことにより、売上高と利益額は増加しているという状況です。