このページでは、世田谷区の都市ガスに関する情報を掲載しています。
2017年に自由化され、都市ガスも他社への切り替えができるようになりました。ガス単体の変更で料金を安くする事もできる上、一部の企業では電気とセット販売を行っています。世田谷区にお住まい又はお引越しでガスと電力の料金をできる限り安く抑えたいと考えている方は、都市ガス事業者の変更をご検討ください。

一部のサービスには、このページから申し込み手続きを進めることができます。各社基本的には導管事業者よりもガス料金が安くなるように設定されているのでおすすめです。詳しくは各リンク先のページをご覧ください。

世田谷区の都市ガス小売事業者

東京ガス管内

  • サイサン
  • 「東京ガスの一般料金よりも、一律4%割引!」「引越し予約可!」

  • Looopガス
  • 「Looopでんきとガス申し込みでセット割引!」「引越し予約可!」

  • レモンガス
  • 「ガス代最大1万円割引キャンペーン実施中!」「引越し予約不可」

  • 東京ガス
  • 東京電力エナジーパートナー
  • 日東エネルギー
  • 三愛オブリ
  • ENEOS
  • 日本瓦斯
  • 東彩ガス
  • 東日本ガス
  • 北日本ガス
  • エネクル
  • 東京ガスエンジニアリングソリューションズ
  • 堀川産業
  • ガスパル
  • ファミリーネット・ジャパン
  • エバーグリーン・マーケティング
  • エネックス
  • 中央電力
  • CDエナジーダイレクト
  • アースインフィニティ
  • PinT
  • エフビットコミュニケーションズ
  • エクスゲート
  • グローバルエンジニアリング
  • 東京エナジーアライアンス
  • ミツウロコグリーンエネルギー
  • エルピオ
  • エコログ
  • グランデータ

2023年9月更新


消費者の皆様は、この事業者のなかから「ガスを購入する事業者」を選ぶことが可能です。

※経済産業省に小売事業者として登録していても、供給を開始していない場合や、一部区域に限り供給しているケースもあります。
※上記小売事業者のすべてが世田谷区の全域で供給可能ではなく、それぞれの地区によって乗り換え先の会社も異なる可能性があります。

世田谷区の都市ガス導管事業者

  • 東京ガス

区内の地下ガス管工事を行った事業者、つまりガス管を所有している企業です。

世田谷区の都市ガス普及率

  • 東京ガス管内
    109.6%
    486744世帯(取り付けメーター数)

経済産業省:平成25年度供給区域内普及率実績(平成27年度供給計画)より
※全世帯のなかでの普及率ではありません。それぞれの導管事業者の「供給区域内」においての普及率となります。また世帯数の数値は年度末における、家庭用メーターの取り付け数です。

都市ガスは住まいの形態に関わらず乗り換え可能

都市ガスは一戸建て、集合住宅に関わらず切り替えることができます。
また持ち家か賃貸であるかも問題ではありません。都市ガスの切り替えでは物理的な工事を行わないため、賃貸住宅にお住まいの方でもオーナーからの許諾などは必要なく、ご自身の意思にて好きなガス会社へと変更ができるのです。
世田谷区にお住まいでガス代を少しでも安く抑えたいと考えているお宅は、お気軽に切り替えをご検討ください。

※例外として、お住まいの地区や物件によっては、ガス会社が指定されるケースもあります。特に集合住宅では、オーナーや管理会社の意向でガスに関する契約先が制限されることがあります。心配な方は、賃貸契約書を確認いただくか、管理している不動産会社に問い合わせましょう。

都市ガスの乗り換え費用はすべて無料

都市ガスの乗り換え手続きは、例外を除きすべてを無料で進められます。
工事費用や契約手数料などのようなもの、さらに大掛かりな工事もありません。お得になるガス会社があれば、気軽に変更することができるのです。
ただし、サービスによっては違約金や契約解除料金を設定している可能性がありますので、申し込み前にご確認ください。都市ガスを切り替えること自体に費用はかからないのですが、「契約期間」や「解約」に対して制限している事業者もあり得ます。

都市ガスの自由化は、政府が決定して切り替えを促進していることですので、基本的には安心且つ簡単に手続きすることができるようになっています。
世田谷区の皆様が積極的に切り替えを検討されることで、ガス業界全体の活性化、さらにより良いサービスの誕生につながります。

世田谷区の都市ガス物件へ引っ越しされる方

お引越しなどで新たに都市ガスを使用される方は、まず導管事業者である東京ガスで開栓することが第一の選択肢になります。
ただ、入居日まで5日程度空いている場合には、新都市ガス事業者で開栓することも可能です。引越し日までに余裕がある場合には、新都市ガス事業者での開栓をご検討ください。
世田谷区へお引越しで、転居先がどの企業の管轄なのか不明な時、また都市ガスが提供されている物件かどうか不明な際には、不動産管理会社やオーナーなどに問い合わせましょう。

※都市ガスの開栓(引っ越し予約)は、業務上で様々な制約があるため、予約可能な事業者と受け付けていない事業者で分かれています。
詳しくは開栓予約についてのページに記載していますが、予約ができない会社がありますので申し込み前に必ずご確認ください。
開栓を受け付けていない事業者での申し込みを希望される方は、一度東京ガスで開栓作業をした後に切り替え手続きを行う必要があります。

このページからお申し込みできるサービスでは、サイサンは開栓予約が可能、レモンガスは開栓予約を受け付けておりません。

世田谷区の都市ガス普及状況

世田谷区は、東京都23区の南西部に位置する特別区。
面積は58.05平方キロメートルと23区の中で二番目の広さ。2022年の人口はおよそ94万人を誇り、こちらは23区内で最大です。

都市ガスの普及状況を見ると、2013年度の東京ガス家庭用メータ取付数が約48万7千個という数字。人口と比べてメーターの数が半分ほどとなっています。
世田谷区は、商業区域としても発展していますが、住宅地としての役割を強く担っています。区内では一戸建ての割合が比較的高く、それらのお宅では一つのガスメーターにつき複数人が使用しているということになります。そのため単純に人口とメーター数を比較することはできないのですが、区域のほとんどで都市ガス導管が敷設されていると推測されます。

ただ世田谷区は、プロパンガスの需要もある地域でいくつかの事業者が拠点を構えています。区内には、一定の割合でプロパンガス利用宅が残っているほか、飲食店などの店舗であえて都市ガスを使用していない物件があると考えられるでしょう。
都市ガスと比べてプロパンガスは、カロリーが高い、つまり火力が強いという特徴があります。調理で火力を必要とするなど、業務上の理由であえてプロパンガスを利用しているという施設もあるのです。
また、ガス以外にオール電化のお宅があることも考慮する必要があります。近年では、そもそもガスを使用していないお宅も増えてきています。

都市ガスとプロパンガスを比べると、上述したようなカロリーの違いなどがあるものの、一般家庭で使用するには都市ガスの方が安価です。さらにボンベを置くという物理的な行為がない分、都市ガスの方が安全であると言えるでしょう。
都市ガスとオール電化を比べると、オール電化の維持や交換費用と比べると、やはり都市ガスの方が安価です。また料理の際には、やはりIHコンロよりもガスコンロの方が便利であると言えるでしょう。
「ガスを使用しない」という点では、オール電化の方が安全であるかもしれませんが、現在では都市ガスの安全性も十分に保たれています。

総合的に見て都市ガスは、安価であり安全、そして便利に生活することができるサービスです。エネルギーの種類はいくつかありますが、都市ガスが一番人気であることには変わりありません、今後も普及が進むことになるでしょう。

世田谷区の都市ガス供給エリア

世田谷区における都市ガス供給エリアは、以下の通りです。

  • 全域

東京ガスから公開されている情報では、世田谷区の全域が都市ガス供給エリアとされています。
東京23区内は共通して全域が東京ガスの供給エリア内とされていますが、世田谷区に関しても同様です。

供給エリアに関して、「区域の一部」であったとしても供給エリアに含まれるので注意が必要です。世田谷区のように開発が進んでいる地域であっても、一部都市ガスの導管が整備されていない道路は必ず存在しています。
全域が供給エリア内とはいっても、すべてのお宅で都市ガスが使用できる環境が整っているということではありませんのでご注意ください。

上述している通り、世田谷区においてもプロパンガスやオール電化など、都市ガスを使用していないお宅は一定数あるという状況です。100%すべての物件で都市ガスが供給されているということではありません。

都市ガスの引き込み工事

世田谷区の都市ガス導管事業者は、東京ガスです。
今後、他のガス会社が導管事業者として参入することはないでしょう。世田谷区で新たに都市ガス導管を引き込みたいという方は、東京ガスへ連絡しましょう。引き込み工事を担当するのは、小売事業者ではなく導管事業者のみとなります。

尚、ご存知の方も多いと思いますが、導管を新たに引き込む場合には工事費用がかかってしまいます。
都市ガスは公共サービスであるため、すべての顧客に対して公平であることが義務付けられています。従って「今回は特別に工事費用を割引します」などという特別扱いをしてはいけないのです。引き込み工事を含めて、すべてのケースで皆さん平等に規定に基づいた対応をされることになります。区民の生活を守るライフラインのサービスであるために、このようなことが法律により決められています。これは電力サービスについても同様です。

一方でプロパンガスの場合、公共サービスに定められていないため、上述したような特別扱いをすることが可能です。例えば、プロパンガス供給の集合住宅のオーナーに対して、契約をもらえる見返りとして何かしらの謝礼をすることが許されているのです。

世田谷区内においても、特にアパートなど小型の集合住宅においてプロパンガス供給の物件を見かけたことはないでしょうか。都市ガスが供給されているエリアであるにも関わらず、プロパンガス供給のまま変更していないというのは、物件オーナーの意向によるところが大きいということになります。
さらに集合住宅で都市ガスを新たに引き込む場合、ケースによってはガス管の引き直し工事や、ガス機器の交換が必要になるなど、戸建て住宅に比べて費用が高額になってしまう傾向にあります。物件所有者としては、やはりまとまった支出をしなければならないというのは避けたいということなのです。
このような理由から、特に個人オーナーのアパートではプロパンガス物件が比較的多いということになるのです。

ガス漏れなど緊急時の対応

もしも「ガス臭い」など、都市ガスに関するトラブルが発生した場合には、東京ガスへ連絡しましょう。
近年では、技術の開発が進んでガス事故はほとんどなくなりました。しかし、全国的に見ると現在でも年間で数件のガス事故は起きているという状況です。何かあった際には、導管事業者である東京ガスへ電話しましょう。

これは、東京ガスから小売事業者へと契約を切り替えたお宅であっても同様です。都市ガス供給契約を結ぶガス会社を東京ガス以外に変更したとしても、緊急時の保安管理に関しては、これまで通り東京ガス(導管事業者)が行うことになっています。
新都市ガスに変更したからといって、何かあった際の対応が悪くなるということはありませんのでご安心ください。