このページでは、奈良市の都市ガスに関する情報を掲載しています。
都市ガス事業は、2017年に自由化され他社への乗り換えができるようになりました。ガス会社を変更することで料金を安くする事も可能な上、多くの企業では電気とセット販売を行っています。奈良市にお住まいでガスと電力の料金をできる限り安く抑えたいと考えている方は、ぜひ切り替えをご検討ください。また、これから奈良市にお引越しされる方も、サービスによっては開栓予約が可能です。

一部のサービスには、このページから申し込み手続きができるようになっています。詳しくは、下記の小売事業者一覧をご覧ください。

奈良市の都市ガス小売事業者

大阪ガスネットワーク管内の都市ガス小売事業者

  • サイサン
  • 大阪ガスの一般料金より一律4%割引!

  • 大阪ガス
  • 関西電力
  • 東京電力エナジーパートナー
  • 三愛オブリ
  • 岩谷産業
  • 伊丹産業
  • ガスパル
  • ファミリーネット・ジャパン
  • エア・ウォーター西日本
  • エバーグリーン・マーケティング
  • 関電エネルギーソリューション
  • PinT
  • エフビットコミュニケーションズ
  • エクスゲート
  • アースインフィニティ
  • テプコカスタマーサービス
  • グローバルエンジニアリング
  • 東京エナジーアライアンス
  • ミツウロコグリーンエネルギー
  • エルピオ
  • エコログ
  • ストエネ
  •     

  • フォーバルテレコム

2023年11月更新


奈良市の皆様は、こちらの中から「ガスを購入する会社」を選ぶことが可能です。

※小売企業は経済産業省に登録していても供給を開始していない、一般家庭には供給していない場合や、申し込みできる環境を限定していることもあります。環境によって選択できる小売事業者が異なることにご注意ください。
※上記小売事業者のすべてが奈良市の全域で供給可能ではなく、それぞれの地区の導管事業者などの環境によって乗り換え先の会社が異なる可能性があります。

奈良市の都市ガス導管事業者

  • 大阪ガス

奈良県奈良市の地下ガス管を敷設した、つまり所有している企業です。

奈良市の都市ガス普及率

  • 大阪ガス管内
    79.7%
    117562世帯(取り付けメーター数)

経済産業省:平成25年度供給区域内普及率実績(平成27年度供給計画)より
※奈良市全世帯のなかでの普及率ではなく、それぞれの導管事業者の「供給区域内」においての普及率となります。また世帯数の数値は年度末における、家庭用メーターの取り付け数です。

都市ガスは集合住宅でも乗り換え可能

都市ガスは戸建て、集合住宅に関わらず切り替えることができます。
また、持ち家か賃貸であるかも問題ではありません。一般的な都市ガスの切り替えでは、物理的な工事をしないため、賃貸住宅にお住まいの方でもオーナーや管理会社の許諾は必要ないのです。ご自身の考えで希望のガス会社へと変更することができます。
転居時に関しても、手続きとしては契約中の新都市ガス会社に連絡するのみ、現状回復などの必要はありません。
奈良市にお住まいでガス代を少しでも安く抑えたいと考えている方は、お気軽に切り替えをご検討ください。

※例外として、お住まいの地区や物件によっては、ガス会社が指定されるケースもあります。特に集合住宅では、オーナーの意向などでガスに関する契約先が制限されることがあります。心配な方は、賃貸契約書を確認いただくか、物件を管理している不動産会社やオーナーに問い合わせましょう。

都市ガスの乗り換え費用はすべて無料

都市ガスの切り替え手続きは、例外を除きすべて無料です。
工事費や契約手数料などの初期費用はかかりません。お得になるガス会社があれば、気軽に変更することができるのです。
ただし、サービスによっては違約金や契約解除料金を設定している可能性がありますので、申し込み手続き前にご確認ください。都市ガスを切り替えること自体に費用はかからないのですが、「契約期間」や「解約」に関して制限している事業者があるかもしれません。

このページから申し込みができる新都市ガスサービスに関しては、初期費用はもちろん、「最低利用期間」や「違約金」「契約解除料金」の設定はありません。

都市ガスの自由化は、国が決定して切り替えを促進していますので、基本的には安心、簡単に手続きすることができるようになっています。
奈良市の皆様が積極的に切り替えを検討されることで、ガス業界全体の活性化、さらにより良いサービスの誕生につながります。

奈良市の都市ガス物件にお引越しされる方

お引越しなどで新たに奈良市で都市ガスを使用される方は、まず導管事業者である大阪ガスで開栓手続きをするのが第一の選択肢となります。
ただ、入居日まで目安として5日以上の猶予がある場合には、開栓と同時に新都市ガス事業者に切り替えできることがあります。引越し日までに余裕がある方は、新都市ガスでの開栓をご検討ください。

※都市ガスの開栓は、業務上の制約があるため企業によって開栓予約できる事業者とできない事業者で対応が分かれています。詳しくはこちらのページで解説していますが、予約を受け付けていない事業者で契約を希望される場合には、一度大阪ガスで開栓した後に切り替え手続きを行うという流れになります。

切り替え後の保安管理について

奈良市内で都市ガスを使用中で、もしも「ガス臭い」など、ガスに関するトラブルが発生した場合には、大阪ガスへ連絡しましょう。
これは、大阪ガスから新都市ガス事業者に切り替えたお宅でも同様です。都市ガスに関する保安管理(トラブル・事故などの対応)は、新都市ガスに変更したお宅であっても導管事業者である大阪ガスが対応することが法律により定められています。つまり、奈良市内の都市ガスに関する保安管理は、すべて大阪ガスが担っているのです。

「新都市ガス事業者の方が料金は安いけど、事故があった際の対応はどうなるの」という方がいらっしゃるかもしれませんが、そのような心配は無用です。都市ガスに関して何かあった際には、今まで通り大阪ガスへ連絡しましょう。
新都市ガスに変更したからといって、事故が発生した際の対応が遅くなるということはありませんのでご安心ください。

奈良市の都市ガス普及状況

奈良市は、奈良県北部に位置する都市、同県の県庁所在地です。
面積は276.94平方キロメートル、およそ35万人の方が暮らしています。

都市ガスの普及状況を見ると、2013年度の大阪ガス家庭用メーター取付数が約11.7万個となっています。人口に比べてメーターの数が3分の1ほどの数字です。
公表されているデータが古いこと、一つのメーターにつき複数人が使用している家庭があることを考慮すると、奈良市の都市ガス普及率はある程度高いという状況です。

奈良市では、都市ガスが西部を中心に普及していますが、全域での供給には至っていません。完全に供給エリア外の地域があるほか、エリア内であっても都市ガス以外のエネルギーを使用しているお宅も相当数あると推測されます。

奈良県の自治体すべてに共通していますが、都市ガスの普及が比較的遅れていると言うことができます。特に奈良市の場合、東部を山林が占めていることもあり、そのエリアは広域で都市ガス区域外という状況です。
新たに奈良市にお引越しされる方は、物件が対応しているガスの種類にご注意ください。絶対に都市ガス対応物件であるとは限りません。

もしも都市ガスが供給区域外などで、プロパンガスの切り替えを検討する方がいらっしゃいましたら、こちらのページに情報を記載していますのでご参照ください。

奈良市の都市ガス供給エリア

以下に記載の区域が「都市ガス供給エリア外」となります。

  • 興ケ原町
  • 邑地町
  • 丹生
  • 北野山町
  • 柳生下
  • 柳生町
  • 大保町
  • 阪原町
  • 大柳生町
  • 大平尾町
  • 水間町
  • 別所町
  • 杣ノ川町
  • 広岡町
  • 狭川町
  • 西狭川町
  • 狭川西町
  • 狭川東町
  • 北村町
  • 須川町
  • 南ノ庄町
  • 園田町
  • 法用町
  • 中ノ川町
  • 生琉里町
  • 大慈山町
  • 忍辱山町
  • 誓多林町
  • 今市町
  • 沓掛町
  • 日笠町
  • 大野町
  • 中貫町
  • 中ノ庄町
  • 南田原町
  • 長谷町
  • 此瀬町
  • 横田町
  • 茗荷町
  • 和田町
  • 須山町
  • 矢田原町
  • 中畑町
  • 菩提山町
  • 北椿尾町
  • 南椿尾町
  • 興隆寺町
  • 米谷町
  • 田原春日野町
  • 高樋町
  • 虚空蔵町
  • 窪ノ庄町
  • 山町
  • 八島町
  • 柴屋町
  • 田中町
  • 池田町
  • 東鳴川町
  • 平清水町
  • 鉢伏町
  • 横井町
  • 横井1~7丁目
  • 藤原町
  • 鹿野園町
  • 白毫寺町のうち「県道奈良名張線」より南で「市道北部第551号線」より東
  • 古市町のうち「県道高畑山線」より西のうち「国道169号線」より東
  • 古市町のうち「県道高畑山線」より西のうち「国道169号線」より西のうち「県道奈良大和郡山線」より南
  • 月ヶ瀬石打
  • 月ヶ瀬尾山
  • 月ヶ瀬長引
  • 月ヶ瀬嵩
  • 月ヶ瀬月瀬
  • 月ヶ瀬桃香野
  • 都祁南之庄町
  • 都祁甲岡町
  • 来迎寺町
  • 都祁友田町
  • 藺生町
  • 都祁小山戸町
  • 都祁相河町
  • 都祁吐山町
  • 都祁こぶしが丘
  • 都祁白石町
  • 針町
  • 針ケ別所町
  • 小倉町
  • 上深川町
  • 下深川町
  • 荻町
  • 都祁馬場町

※以上が奈良市において「都市ガスが全く供給されていないエリア」です。記載のない区域が供給エリア内となりますのでご注意ください。
※2022年時点のデータ

また供給エリア内にお住まいの方であったとしても、必ず都市ガスが使用できる環境にあるとは限りません。都市ガスを新たに使用するためには、引き込み可能な場所まで導管が敷設されていることが条件となります。
詳しい導管の埋設状況を知りたいという方は、大阪ガスへ問い合わせましょう。

都市ガスの新規引き込みについて

都市ガスは、地下を通るガス管網を通して供給されるサービスです。
現在都市ガスを使用していないお宅が新たに使用するためには、引き込み可能な場所までガス管が敷設されていることが前提です。基本的には、目の前の道路までガス管が届いているかどうかが基準になります。

都市ガス導管を敷設するためには、まず地面を掘削して管を通さなければなりません。
この時点で導管事業者(奈良市の場合は大阪ガス)に莫大な費用が必要になります。大阪ガスとしては、導管を伸ばした先にある程度の顧客数を見込むことができなければ、元が取れないということになるのです。

奈良市は、西部が市街地として発展する一方、東大寺以東が山間部によって構成されています。
居住地域ではないため住んでいる方が少ないうえ、建物の間隔が広くなっています。上述した導管敷設の条件を考えると、奈良市の東部地域に関しては、将来的にも都市ガスが供給される可能性は極めて低いということができるでしょう。

また、供給エリア内の区域にお住まいの方も注意が必要です。
導管を新規で引き込むためには、使用者側にも工事費用が発生します。都市ガスは、ライフラインのサービスという位置づけで、「公共サービス」に指定されいます。
そのため、一部の顧客を優遇するような行為が禁止されています。例えば、「今回は特別に引き込み費用を割引します」というような特別扱いをしてはいけないのです。すべての方に対して、平等に対応することが求められているということです。
つまり、都市ガスを新たに引き込むには、見積もりに応じた費用を必ず支払わなければなりません。

新築住宅など、今後長く住むことが決まっている方であれば問題ないかもしれませんが、いつ引っ越すかわからない方や高齢者のお宅などでは、まとまった費用を支払う選択をするのが難しい方もいらっしゃいます。
「いつまで住むかわからないから、多少割高でもプロパンガスのままで良い」ということになるのです。
さらに戸建ても集合住宅も共通して「賃貸住宅」の場合には、貸主であるオーナーとしては、費用を支払うことを避ける傾向が高いと言えます。プロパンガスのままでも入居者がいるのであれば、費用を払って都市ガスを引き込む必要がないということです。賃貸住宅の場合は、特にプロパンガス物件の比率が高くなります。

上述したのはあくまでも一つの考え方となりますが、都市ガスを新たに使用するためには条件があるということでご注意ください。
新規引き込みの担当は導管事業者になりますので、詳しく検討する方がいらっしゃいましたら、大阪ガスへお問い合わせください。