鉄道事業で知られる東京急行電鉄の子会社で、電力小売事業を手がける東急パワーサプライ(東急パワー)と、大阪ガスと中部電力が出資するCDエナジーダイレクトは、5月31日に首都圏における家庭向け都市ガス小売に関して業務提携したと発表しました。参入エリアは一部を除いた東京ガス管内で、7月から申し込み受付、10月から供給を開始します。
東急パワーは「東急でんき」のブランド名で、すでに15万件の電気契約を獲得するという実績を持っています。ガス事業に関しても2018年度中に6万件の獲得目標を掲げています。
当面は本拠地とも言える東急線沿線を中心に展開する予定で、電気とガスをセットで提案することになりそうです。
東急パワーは、東北電力が出資しており、電力の調達は東北電力から。またガスに関してはCDダイレクトからの調達、つまり大阪ガス系列ということになります。
これまで東京ガス一択であった首都圏のガス市場にニチガスや東京電力エナジーパートナーをはじめとして、続々と参入企業が現れています。
近畿地方に比べて乗り換えの動きが少なかった関東地方においても、今年度中から乗り換えが盛んに行われることになるでしょう。
東急パワーサプライホームページ
CDエナジーダイレクトホームページ