都市ガス大手の東邦ガスは、三重県松阪市と第三銀行・三重信用金庫の4者で電力の小売り会社「松阪新電力株式会社」を設立しました。
新会社は一般家庭や民間施設への小売りは行わず、中学校や市役所などの公共施設への電力供給を行う予定。電源は松阪市のクリーンセンターの発電設備を用いる見込みで、ごみを焼却した際の熱を利用して発電する、いわゆる「再生可能エネルギー」です。これまで中部電力から電気を購入していた時と比べ、およそ3000万円の電気代を削減できるとしているほか、環境面でも大きな改善が期待されます。
資本金は880万円、出資比率は松阪市51.1%、東邦ガス39.8%、第三銀行4.5%、三重信用金庫4.5%。代表取締役には東邦ガス三重支社の大津支社長が就任します。