新都市ガスを展開する日本ガス(ニチガス)は、電気の小売販売を開始します。11月12日に記者会見を行い、ガスと電気のセット割「でガ割」を発表しました。
すでに11月からおよそ142万件の既存ガス顧客への販売をはじめており、12月からは新規申し込みの受付を開始します。
ニチガスはこれまでも東京電力エナジーパートナーの代理店として電力の販売を行ってきました。今回の小売販売は、「自社電力の販売」となり、電源の調達に関しては東京電力のみではなく取引所も活用する予定。
「でガ割」は、月に200キロワット以上電気を使う家庭で割安になり、200キロワットまでは定額で4600円となります。
電気40アンペアの契約で月400キロワット、都市ガスを42立方メートル使用した場合、「東京ガスと東京電力EP」の組み合わせよりも年間1万4000円安くなる試算。「東京ガスの電気ガスセット」と比べても年間4200円安くなるとしています。
一般的なガス・電気使用量の家庭では、かなりの差額を出すことが可能、一方で使用量の少ない単身世帯に関しては今のところ不向きなプランであるといえるでしょう。
ニチガスHP