2022年4月、日本のLNG(液化天然ガス)の輸入金額は、前年同月比2.5倍となる5572億円となりました。
輸入量が同じく前年比で12%増加したうえ、LNGの輸入単価が2.2倍に上がったという影響を受けた形です。
国内の消費量も増えたうえ、ロシア・ウクライナ問題などの世界情勢の影響で価格が跳ね上がってしまいました。
輸入単価は、1トンあたり9万9978円と、過去最高額を更新しています。

年間のLNG輸入金額は、昨年度は前年比58.8%増と急増しており、2014年度以来の高水準となっている状況。昨年度は輸入量が6.4%減少したものの、単価が69.7%上昇した影響を大きく受けています。

さらに為替も円安が進んでおり、120円台後半で推移していることも影響しています。
日本の大手都市ガス会社を含め、海外から天然ガスを輸入している国内のガス事業者にとって非常に困難な状況、消費者への小売料金にも大きく影響を与えそうです。