2026年10月は、都市ガスを利用する方にとって、料金面で少し注意しておきたい時期です。理由は、近い時期に2つの動きがあるためです。
- 「電気・ガス料金支援」が2026年9月使用分で終了予定
- 東京ガスの基本料金値上げ(46年ぶり)が2026年10月1日から実施(11月検針分から適用)
この記事では、それぞれの内容と、両方による負担増の目安、そして今からできることを整理します。

理由①「電気・ガス料金支援」は9月使用分までが対象
現在実施されている「電気・ガス料金支援」は、2026年7月〜9月使用分の電気・都市ガス代を対象に、次の値引きが行われています。
- 都市ガス:7・9月は1㎥あたり14.0円、8月は18.0円
- 電気:7・9月は1kWhあたり3.5円、8月は4.5円
現時点(2026年8月)の政府発表では、この支援は9月使用分までとされており、10月以降の延長は未定です。過去には冷暖房需要が高まる時期(夏・冬)に合わせて支援が実施されてきた経緯もありますが、今後の再開が確定しているわけではありません。
なお、「使用分」と「検針分」には約1か月のずれがあり、9月使用分は原則として10月検針分として請求されます。
理由②東京ガスの基本料金値上げは10月1日実施、11月検針分から適用
以前の記事でお伝えした通り、東京ガスは2026年10月1日から、1都6県で基本料金を46年ぶりに改定します。新料金は11月検針分から適用されます。
東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城では基本料金が一律150円の値上げです。群馬県では、基本料金150円の値上げに加えて単位料金も2.52円/㎥引き上げられ、標準家庭(月36㎥)では合計で月額241円の値上げとなります。
これは原料費調整による一時的な変動ではなく、基本料金そのものを改定するものです。
支援終了と値上げを合わせた負担増の目安
標準的な家庭(月30㎥使用、東京地区)を目安にすると、支援終了による値引き消滅は、9月使用分まで適用されていた14円/㎥の値引きがなくなることで、月30㎥なら約420円の負担増に相当します。さらに、東京ガスの基本料金改定によって150円/月が加わります。

単純計算すると、両方を合わせた影響は月約570円です。ただし、支援終了分と東京ガスの料金改定は適用される検針分が異なるため、実際に同じ請求月に570円が一度に増えるわけではありません。9月使用分(10月検針分)まで支援の値引きが適用された後、10月使用分からは支援がなくなり、11月検針分から東京ガスの新料金が加わる、という順序で今秋以降、段階的に負担が増えていきます。
これは「ガス会社が急に値上げした」というより、「期間限定の値引きが終わるタイミングと、料金体系そのものの見直しが近い時期に重なった」結果です。
今からできること
値上げそのものを避けることはできませんが、契約しているガス会社・料金プランが今の使用状況に合っているかを見直すことで、負担を抑えられる場合があります。都市ガスの料金は基本料金と従量料金の合計で決まるため、比較する際は単価だけでなく、両方を合わせたトータルで確認することがポイントです。

- 契約中の基本料金・従量単価を確認する
- 供給エリア内で他社と比較する
- 世帯人数や使用量に合ったプランかどうかを確認する
お住まいの地域で選べる都市ガス会社の特徴や料金プランは、地域別ガス会社紹介ページでも比較できます。負担が増え始める前の今のうちに、一度確認してみることをおすすめします。
まとめ
- 「電気・ガス料金支援」は2026年9月使用分までが対象で、10月以降の延長は現時点で未定
- 東京ガスは2026年10月1日から基本料金を46年ぶりに値上げ(11月検針分から適用)
- 標準家庭(月30㎥)で、支援終了分(約420円)と値上げ分(150円)を合わせた影響は単純計算で月約570円。ただし適用される検針分が異なるため、同じ請求月に一度に増えるわけではない
- 今秋以降の段階的な負担増に備えて、契約中のプランを見直しておくのがおすすめ
「今の料金が適正か知りたい」「乗り換えでどれくらい安くなるか知りたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。
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