東北電力は12月15日、アフリカ大陸南東部の国・モザンビークから液化天然ガス(LNG)を長期購入することで基本合意しました。
モザンビークは、アフリカの東海岸沿いに位置し、沖合に豊富な天然ガス田を有しています。LNGの新たな供給国として注目を集めており、現在開発が進められています。
生産開始は2020年代初頭を見込んでおり、東北電力はそこから15年間、年間にして最大28万トンを購入する予定。
日本国内でモザンビークからLNG仕入れを決めているのは、公開されている情報では東北電力が初となります。
近年では中東の不安定な情勢を加味し、LNG輸入元の多角化が進められています。中東アジア以外に、今回のアフリカやアメリカ、カナダ、オーストラリアなどが新たな調達先として注目されています。