太田都市ガス(群馬県太田市)の100%子会社「太田エナジーサイエンス」は11月1日、シリコーン関連製造「モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン」(東京都港区)の太田事務所へのエネルギーサービスを開始しました。

8千kw級ガスタービンコジェネで電気と蒸気を供給し、15%の省エネと二酸化炭素削減を実現します。総投資額は数十億円規模で、契約期間は15年間。

太田都市ガス並びに太田エナジーサイエンスとしては、大規模な事業を受注した形になります。

元々、太田エナジーサイエンスは、太田都市ガスがワンストップでエネルギーサービスを提供する目的で2021年2月に設立された会社。すでに供給区域内の私立学校にGHPをリース提供していますが、大型案件の稼働は、今回が初めてとなります。

モメンティブ太田事業所は、電気・電子、自動車、建築、化粧品など様々な分野で利用される3千種以上のシリコーン製品を手がける化学工場。これらの製造工程で大量の熱を消費しています。

太田都市ガスは、太田事業所のボイラーなどに35年以上都市ガスを供給しています。これまでも年間数百万㎥を消費する大口需要家でしたが、今回のコジェネ導入により、有数の大口顧客となりました。

太田都市ガスは、東京ガスから卸売供給を受けている都市ガス事業者。

子会社の太田エナジーサイエンスは、ガスだけでなく電気や石油、蒸気などと関連機器を扱う総合エネルギー会社。「エネルギーサービス」と呼ばれるエネルギーを総合的に取り扱う企業です。顧客としては、エネルギーサービスを導入する際の初期費用を抑えることが可能で、さらにメンテナンスフリーとなるため、導入しやすいというメリットがあります。

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