北海道の都市ガス情報

この記事では、北海道都市ガスに関する情報を掲載しています。

都市ガスは、地下の導管を敷設した「一般ガス導管事業者(どうかんじぎょうしゃ)」と、消費者に供給する「小売事業者」に分かれています。

都市ガスの小売事業は自由化されていますので、消費者は契約を結ぶ都市ガス会社を選ぶことができます。ガス代を安く抑えたい方は、新都市ガス会社での契約を検討しましょう。

この記事は次のような人におすすめ!

  • これから北海道の都市ガス供給物件に引越しする方
  • 北海道にお住まいで、都市ガスを利用している方
  • 北海道で新たに都市ガスを引き込みたい方

北海道の一般ガス導管事業者と供給自治体

  • 北海道ガス:札幌市、函館市、小樽市、北見市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、北斗市
  • 旭川ガス:旭川市、江別市、上川郡東神楽町
  • 釧路ガス:釧路市、釧路郡釧路町
  • 室蘭ガス:室蘭市、登別市
  • 帯広ガス:帯広市
  • 苫小牧ガス:苫小牧市
  • 岩見沢ガス:岩見沢市
  • 長万部町水道ガス課:山越郡長万部町

地下を通る都市ガスの導管工事を行った会社を「一般ガス導管事業者」と呼びます。つまりガス管を所有している企業です。一般ガスとは、都市ガスを指しています。

一般ガス導管事業者は、消費者が選ぶことはできません。

その地域でガス管敷設工事をしたのが導管事業者です。北海道で上記の自治体以外では、都市ガスを使うことができません。

各自治体の都市ガス普及率や供給エリア

札幌市函館市千歳市
恵庭市北広島市石狩市
北斗市

北海道の都市ガス物件へ引越しする方・開栓予約

これから北海道の都市ガス物件に引越しする方は、ガス会社を選ぶことができます。(参入事業者があれば)

急ぎで開栓希望の方
引越し日(ガスの使用開始日)まで日にちが迫っている方は、お住いの地域の導管事業者へ開栓の連絡をしましょう。新都市ガス会社での開栓は、日程に余裕がなければ間に合いません。

新都市ガス会社へ切り替えを希望する方は、開栓した後に変更手続きをしましょう。

※北海道の都市ガスエリアには、参入する小売事業者が現れていない区域も多くあります。その場合、ガス会社を選ぶことができません。

新都市ガス会社で開栓を申し込む

引越し日までに余裕がある方は、新都市ガス事業者で開栓することができます。

開栓予約に必要な日数は、小売事業者によって異なります。

こちらは北海道ガス管内で引越し予約ができる新都市ガス会社です。

【北海道ガスエリア】お得な新都市ガスで開栓

このページから手続きできる新都市ガスでは、7日以上前であれば開栓予約が間に合います。ガスの使用開始日まで余裕がある方は、新都市ガス会社で開栓するのが簡単でお得です。

開栓予約を受け付けていない新都市ガス会社もある

都市ガスの開栓は、点検作業を伴うため人員を手配する必要があります。その他にも事業者側に制約があるため、開栓予約を受け付けていない新都市ガス会社もあります。

都市ガスの開栓は立ち合いが必要
都市ガスの開栓は、作業員が現地に伺い作業を行います。開栓と同時に点検も行うため消費者の立ち合いが必要です。 スタッフの手配が必要など、諸々の事情から開栓は受け付けておらず、スイッチングのみの事業者も少なくありません。
詳しくは開栓予約についてで記載しています。

北海道で都市ガスを利用中の方・ガス会社の変更手続き

すでに北海道にお住まいで都市ガスを利用している方も、好きなガス会社に変更することができます。

都市ガスの切り替え手続きは無料で、簡単に進められるようになっています。

都市ガスは賃貸住宅・集合住宅でも変更できる

都市ガスは戸建住宅、集合住宅に関わらず切り替えることができます。

都市ガス会社の切り替えは、物理的な変更を加えません。賃貸住宅にお住まいの方は、オーナーや管理会社に確認しなくてもガス会社を切り替えできます。

ガスの中身は同じ
新都市ガス会社に変更したとしても「同じガス管から同じ中身のガス」が供給されます。 変更されるのは、データ上の情報のみです。供給されるガスの中身が変わることはありません。
同様にガス機器もそのまま使用できます。

都市ガス会社の切り替えは0円

都市ガスの乗り換え手続きは、基本的にすべてを無料で進められます。

初期費用無料
工事費用や契約手数料などの初期費用はかかりません。お得になるガス会社があれば、気軽に変更することができるのです。

ただしサービスによっては、違約金や契約解除料金を設定している可能性がありますので、申し込み前にご確認ください。

都市ガスの自由化は、政府が決定して切り替えを促進していることですので、安心且つ簡単に手続きできるようになっています。

契約中の都市ガス会社への連絡は不要

都市ガス会社を変更する際、現在契約中のガス会社へ解約の連絡する必要はありません。

契約している都市ガス会社への解約通知は、変更先の事業者が行うことになります。これは新電力も同じです。

申し込むだけで手続き完了
契約したい新都市ガス会社に申し込むだけで切り替え手続きは完了しています。退去などで解約する際も同様に、契約中の都市ガス会社に連絡をするのみです。

契約が変わるのは検針日

都市ガス会社の契約が切り替わる日は、必ず検針日になります。

検針日は、地域などによって異なりますので、お住まいの環境で日にちが決まっています。

自動的に切り替わる
都市ガスのスイッチングは、申し込み手続きをした「翌検針日」または「翌々検針日」に自動的に変更されます。 具体的な切り替え日は、申し込んだ後に変更先のガス会社からハガキやメールで通知されます。
※申込過程で情報に不備があった際は、遅れることもあります。

都市ガスの切り替えは、物理的な変更を加えるものではなく、新旧の都市ガス会社でデータ上のやり取りを行うのみです。

顧客の立ち合いは不要で勝手に切り替わります。

契約の重複はしない
  • 契約期間が重複して料金が二重でかかることはないか
  • 基本料金は日割り計算されるのか
  • ガスが使えなくなる時間があるのか
という心配はいりません。

切り替え後の保安管理も安心

これは、新都市ガス事業者に切り替えたお宅でも同様です。

緊急時対応
都市ガスに関する保安管理(トラブル・事故などの対応)は、新都市ガスに変更したお宅であっても導管事業者が対応することが法律により定められています。

「新都市ガス会社の方が料金は安いけど、事故があった際の対応はどうなるの」という心配は無用です。新都市ガスに変更したからといって、緊急時の対応が遅くなることはありません。

参照:新都市ガスに変更した後の保安管理

北海道の都市ガス普及状況

北海道は、およそ8万3千㎢の面積で500万人以上の方が暮らしています。道内の自治体数は179市町村にも及び、全都道府県で最多を誇ります。

人口が集中している札幌市や函館市などで都市ガスが供給されているため、普及率としては低くありません。ただ面積で見ると、都市ガスが利用可能な区域は、極めて限られています。

北海道は導管の敷設に不向き
北海道は広大な大地にあり、全体的に町と町の間隔が広く、同様に建物の間も広いことを特徴としています。
都市ガスの導管を敷設するには適していません。
今後、年月が進んでも都市部以外では、都市ガスの普及が大きく進むことはないでしょう。

北海道では、都市ガスの供給区域が限られており、プロパンガスが広く利用されています。またオール電化のお宅も増えているほか、北海道は灯油の需要家が多いことも特徴として挙げられます。

ご自宅で給湯器やストーブなど、定期的に灯油を使用している方は、いちたかガスワンの灯油定期配送サービスをご検討ください。⇒いちたかガスワンのおまかせ灯油

北海道でプロパンガスを利用しているお宅

北海道では、プロパンガスが広く供給されています。プロパンガスの切り替えを検討される方は、こちらのページで詳しく解説しています。

北海道のプロパンガス料金
北海道は、全国で最もプロパンガスの平均価格が高い地域です。お宅によっては、ガス会社を変更することで大きくガス代を削減できるかもしれません。

北海道で都市ガスを新たに引き込む

「現在プロパンガスやオール電化を使用している」「これから新築住宅を建築する」など都市ガスを新たに引き込みたい方は、地域を管轄する一般ガス導管事業者へ連絡しましょう。

都市ガスをはじめて引き込むには
当然ながら都市ガスを使用するためには、引き込みできる場所まで導管が届いていることが条件です。
さらにお客様宅の敷地内工事は、必ず有償になります。都市ガスは公共サービスであるため、工事費用割引きのような「特定の顧客を優遇するサービス」ができません。

現在都市ガスを使用していない建物へ新たに引き込むためには、数万円から数十万円の工事費用が発生します。