TOKAIグループで静岡県焼津市に本社を構える東海ガスは、群馬県下仁田町が運営するガス事業を2019年4月1日付で譲り受けます。
譲渡価格は1億8000万円、静岡県中部で都市ガスを中心に展開する同社としては、関東の地へと県外進出することになります。
TOKAIは、グループ全体で「トータルライフコンシェルジュ構想」の下に、ガスのみではなく、ケーブルテレビやインターネット、天然水など多角的なサービス展開を進めています。同じグループ会社のTOKAIも積極的に事業所を新設している状態で、東海ガスもそれに追随する形となっています。

下仁田町の町営ガスは、53年にわたり事業を継続してきましたが、2017年の小売自由化を受け民営化に移行する流れとなりました。現在の需要家数は1336件、従業員5人、売上高は1億4300万円と、都市ガス事業者としては小規模です。自由化を受けて電力セットなどサービスの多角化が求められる中で、対応が難しいと判断した模様。
TOKAIグループの供給になることで供給エリアの拡大が見込まれるほか、その他の商品もセット販売されるようになるなど、町内の市場が活性化することになるでしょう。

東海ガスホームページ